改変版T-Kernel 2.0の配布方法
ここでは、改変版T-Kernel 2.0の配布方法について説明します。
はじめに
T-Kernel 2.0は誰でも入手することができ、入手したT-Kernel 2.0を再配布したり、改変して利用することができます。また、T-Kernel 2.0を改変したものを配布することもできます。
ただし、配布するもの(改変版のT-Kernel 2.0)には「ディストリビューションucode」という番号を付ける必要があります。
ディストリビューションucodeとは、T-Kernel 2.0の配布物に付与する固有番号で、T-Kernel 2.0のソースコードの変更履歴をトレースできるようにするために利用します。各社が独自に行っていた T-Kernel のバージョン管理を共通化することで、オープンシステムの新しい管理方法を実現します。
- ディストリビューションucodeは、 T-Kernel Traceability Serviceで簡単に入手できます。
ここでは、T-Kernel 2.0の改変版を配布する際の手順について説明します。
- T-Kernel Traceability Service の詳細についてはこちらを参照してください。
- 各用語やライセンスの詳細についてはT-License 2.0(T-Kernel 2.0のライセンス)を参照してください。
ディストリビューションucodeを入手します。
T-Kernel Traceability Serviceにアクセスしてディストリビューションucodeを入手します。
- 最低限必要となる情報は以下の4つです。
- ニックネーム (日/英) ... 配布者を特定する任意の名称 (実名、匿名、会社名など)
- メールアドレス ... ログインパスワードなどの連絡用
- ディストリビューション名 ... 配布する名称 (製品名など)
- 入手先URL ... 配布するwebサイトのURL
4.1. ログイン
1.T-Kernel Traceability ServiceのサイトにPCで接続します。
2.トップ画面の右上にあるアカウント作成をクリックして、アカウントを登録します。
アカウント登録にはニックネーム(日/英)とメールアドレスが必要です。
3.登録が完了するとログイン用のパスワードがメールで送られてきます。
4.トップ画面の右上にあるログインをクリックします。
アカウントの登録の際に指定したメールアドレスと送られてきたパスワードを入力し、[ ログイン ] をクリックします。
4.2. ディストリビューションucodeの取得 (配布物の登録)
1.画面の中央の登録済のディストリビューションの一覧にある新規登録をクリックします。
2.配布するT-Kernel 2.0(改変版)の情報を登録する画面が表示されるので、配布情報を入力します。
3.確認をクリックして確認画面を表示します。
4.内容が正しければ登録をクリックして登録を続けます。
5.続けて配布する改変版T-Kernel 2.0の元となったソースコードのucodeを追加します。
ucodeはディストリビューション名などから検索することができます。
一覧の右側にある 履歴に追加 のチェックボックスをチェックして、元になったソースとして登録します。
6.登録をクリックして登録を完了します。